重要なお知らせ

東京女子医科大学総合診療フェローシッププログラム「神栖地域医療・産業医学連携研修」

「神栖地域医療・産業医学連携研修」では総合診療専門研修の修了者を対象として、総合診療医としての技能を維持しながら、産業医の研修も同時に受けることができるプログラムを用意しています。
なお、当地においては日本医師会認定産業医を取得するための講習会(新規・更新)が週末に集中開催されていますので、同時期に受講することも可能です。

プログラム概要

当施設は鉄鋼業・石油化学製造業などの日本有数の産業工業地帯である鹿島臨海工業地域に立地する。
産業医の経験を通して、総合診療医に必要な研修を実践する。

  1. 環境(労働環境:有害物質、有害環境等)による衛生・健康影響の理解・評価
  2. 経済(経営)や働き方を含めた社会要因の健康影響の理解・評価
  3. 個人・集団(組織)への介入方法の理解と実践
  4. 多職種(衛生管理者、保健師、産業看護師、心理士、理学療法士、栄養指導士など)との連携とリーダーシップ
  5. 予防医学(健康増進や健康診断)の実践等

また、健康診断と産業医との連携、産業医と医療機関の連携を通して、患者の受診行動・行動変容について考察し、距離や時間的制限を改善するためのシステムツールを使った介入も試み、これからの時代に必要な、働く世代から予防を心掛けることによって将来の医療費を抑制するという医療経済の一端についても理解を深める。

1)総合診療科 後期研修・後期研修後(アドバンスト)(3ヶ月・6カ月のコース)

研修目標

  • 巡視で指摘ができる、記録が書ける
  • 安全衛生委員会で発言ができる
  • メンタル対応の休養判断、復帰判断ができる
  • ストレスチェックの面談ができる
  • ストレスチェックの制度を理解する
  • 私傷病(メンタル含む)の意見書が書ける
  • 過重労働の面談ができる
  • 健康診断の事後措置ができる
  • 環境測定結果に意見が言える
  • 作業管理に意見が言える
  • 労働衛生・健康の教育ができる
  • 有害業務の管理がわかる
  • 健康管理の企画が立てられる
  • 外部資源(医療機関、リワーク、保健所、産業保健センター等)を利用・連携することができる

1週間のスケジュール例

産業医
(面談または訪問)
産業医
(面談または訪問)
巡回検診 産業医
(面談または訪問)
健診 健診
(隔週)
休日
カンファ 産業医
(面談または訪問)
巡回検診 産業医
(面談または訪問)
産業医
(面談または訪問)
休日

2)総合診療科 後期研修後(アドバンスト) (1年以上のコース)

研修目標

  • 巡視で指摘ができる、記録が書ける
  • 安全衛生委員会で発言ができる
  • メンタル対応の休養判断、復帰判断ができる
  • ストレスチェックの面談ができる
  • 私傷病(メンタル含む)の配慮意見書が書ける
  • 過重労働の面談ができる
  • 健康診断の事後措置ができる
  • 環境測定結果に意見が言える
  • 作業管理に意見が言える
  • 労働衛生・健康の教育ができる
  • 有害業務の管理に意見が言える
  • 私傷病(メンタル含む)の難治例に対応できる
  • 健康管理の企画が立てられる
  • 健康管理の年間計画が立てられる
  • 健康管理の総括管理ができる
  • 危機管理(災害、パンデミック)で意見が言える
  • 健康診断の運営に意見が言える
  • ストレスチェックの実施運営ができる
  • 組織への介入の仕方を理解している
  • 外部資源(医療機関、リワーク、保健所、産業保健センター等)を利用・連携することができる

1週間のスケジュール例

臨床 臨床 臨床 臨床 産業医
(面談または訪問)
健診
(隔週)
休日
カンファ 臨床 臨床 臨床 産業医
(面談または訪問)
休日

◆研修についての詳細はこちら 神栖産業医トレーニングセンター (kohp-tc.com)

募集要項

勤務地 社会福祉法人白十字会白十字総合病院内
神栖産業医トレーニングセンター
給与 詳細面談にて(選択コース、経験年数に応じ)
勤務時間/シフト 8:30~17:00
休日・休暇 土曜・日曜・祝祭日
(土曜に半日健診を担当した週は振替休日あり)

エントリー・ご相談

0299-92-3311

〈メールアドレス〉kohp.tc@gmail.com

〒314-0134 茨城県神栖市賀2148

〈担当〉白十字総合病院 採用担当

〈電話受付時間〉平日 9:00~17:00